漢文を学ぶ(5) (小さな学問の書) [ 栗田亘 ]
小さな学問の書 栗田亘 童話屋カンブン オ マナブ クリタ,ワタル 発行年月:2009年05月 予約締切日:2009年04月24日 ページ数:75p サイズ:単行本 ISBN:9784887470934 栗田亘(クリタワタル) コラムニスト。
日本エッセイスト・クラブ理事、日本ナショナルトラスト理事。
「朝日川柳」選者(選者名・西木空人)。
1940年東京生まれ。
95年から2001年にかけて朝日新聞「天声人語」を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 人にして義なく、ただ食らうのみならば、これ鶏狗なり。
/春秋に義戦なし。
/造物は涯りあり、しかして人情は涯りなし。
/蛾を憐れみて燈を点ぜず。
/漁夫の利/弟子、入りてはすなわち孝、出でてはすなわち弟。
/孟武伯孝を問う。
子曰く、父母はただ其の疾をこれ憂う。
/養いて教えざるは、父の過ちなり。
/君の読むところのものは、古人の糟魄のみ。
/十読は一写にしかず。
/積善の家には必ず余慶あり。
/水を渡りまた水を渡り 花を看また花を看る/愚公、山を移す。
/陥すべからざるの楯と陥らざるなきの矛とは、世を同じくして立つべからず。
/蝦〓(がま)日夜鳴けども、人これを聴かず。
/進むには名を求めず、退くには罪を避けず。
/春秋に富む。
/綸言汗の如し 五年の沈黙を破って円熟の五冊目が出来た。
栗田亘の筆は沈々と冴えこの乱心の時代を切る。
「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」で始まった「漢文を学ぶ」は今、弱りきった日本人の魂に喝を入れる。
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